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既刊10巻以内でまだまだ追いつける!おすすめ漫画5選

 

漫画やラノベといえば、連載途中のライブ感を味わいながら楽しむのも一興ですよね。

 

でも何十巻も発売されてしまっているコンテンツを今からキャッチアップしていくのは、時間的にも金銭的にもとても大変ですよね・・・

 

そんなあなたにおすすめの既刊10巻以内でまだまだ今からでも追いついて楽しめる作品をご紹介させていただきます。

 

【 漫 画 】

1.少年のアビス

 

少年のアビス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版   (著) 峰浪りょう

あらすじ

何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児(くろせれいじ)は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは――。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕――。

 この漫画はいわゆる”鬱コンテンツ”です。購入前によく検討して読んでください。

 まず主人公である黒瀬令児は、高校生ながら様々な苦悩を持って生きています。働かない家庭内暴力を振り回す兄、唯一の頼みの綱と依存してくる母親、高校ではカーストの最下層付近に位置しており、いじめを受けながら過ごしています。唯一の楽しみといえば友人が推しているアイドルの曲を聴く程度・・・。

 高卒後はいわゆるニートの兄に怯えながら過ごす母を支えるために働くことが決まっている……そんなしがらみに縛られた黒瀬少年の絶望感、諦め、息苦しさの描写が真に迫っていて、こちらも息が詰まるような思いになります。

決して楽しくめくりたくなるタイプのストーリーではありません。読めば沈鬱になるのに、どんどん引き込まれていく……そんな深淵(アビス)にような作品です。

 絵もきれいで魅力的、単に画力が高いだけでなくはっとするような構図もたくさんあるし毎話引きも上手い。ものすごく漫画力の高い作品でもあります。
この1巻もまさに「えっどうなっちゃうの!?」というところで終わっていてめちゃくちゃ続きが気になります。これから主人公がどんな運命をたどるのか知りたいけど読むのが怖い、怖いけど読みたい。すっかり峰浪先生の術中にはまってしまいます。

 既刊は1巻~6巻になります。現在もヤングジャンプで連載中ですので、ぜひともこの機会に読んでみてください。

 

2.ダンジョン飯

 

ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX) Kindle版  (著) 九井 諒子

あらすじ

九井諒子、初の長編連載。待望の電子化! ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスクミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!

 

 こちらはわざわざここでご紹介する必要もないかもしれません。というのもこの漫画は16年から19年まで マンガ大賞に4年連続ノミネートしている人気漫画であるからです。 

 倒したモンスターを美味しくいただきながら、迷宮攻略をする『ダンジョン飯』。モンスター料理の詳しいレシピが描かれ、どれも架空の料理なのに、本当に食べられそうなほどリアル。読んでいるとお腹が空いてくる、ファンタジーにして「飯テロ」という作品です。

 なんといっても九井先生のコミカルな絵のタッチがとても素晴らしく、ちょっとしたキャラクターの表情や仕草がとにかく面白く、ツボにはまる人は多いのではないでしょうか。

 現在既刊1巻~10巻まで。といっても9月15日に11巻目が発売してしまうので、この一覧に載せるのには憚れましたが、それでもご紹介したいくらいとても面白い作品なので、ぜひ読んだことのない人はこれを機に読んでみてください!

 

2021年9月15日新発売!

 

3.ふたりソロキャンプ

ふたりソロキャンプ(1) (イブニングコミックス) Kindle版 (著) 出端祐大 

あらすじ

オレは樹乃倉厳。34歳。趣味はキャンプ。独りで野営する生粋のソロキャンパー。車はいらない。電車を乗り継ぎ、最後はバスで山に入る。自然を愛してる、火を木を水を土を。それと同等に孤独な自分の生き方を愛している―――。…な俺が! ひょんなことから草野雫20歳という小娘に出会い、ふたりでソロキャンプをするはめに!

 

 こちらの作品はなんというか、ヒロインのキャラに賛否両論のあるキャラなのですが、話としてはソロキャンプに必要な道具や設営方法・焚火や料理の詳細な解説をしながら、恋愛あり友情ありの物語となっています。

 出端先生は今回が初連載にもかかわらず、圧倒的な画力と構成力で進んでいくオッサン・ミーツ・ガールストーリーです。
 出端先生いわく「好きなこと全部ぶっ込んだ」との事でそれらが生き生きと描かれています。書いてるときは楽しかっただろうなぁ、あとこの人はキャンプについて人に教えたいんだろうなぁとも思いました笑

 特筆したいのはそのリアリティで、育ちも歳も違う二人の会話がとてもリアル。雫の優しくされて育った故のじゃじゃ馬っぷりも上手い。ルックスが良いから許されている女性ってどこにでもいると思うのですが、ソロキャンを愛する厳がそんな女と反りが合う訳もなく、このありそうで無いオッサンズドリームな展開からも目が離せません。

 単純な飯テロな漫画としてもとても魅力的で、著者もキャンプをよくやるのですが、ああ次にキャンプしたらやってみようかなと思わせるほどキャンプ飯に関してはそそるものがあります。

 それ目当てに読んでみても面白いかもしませんね!

 既刊は1巻~10巻になります。是非この機会に読んでみてください!

 

こちらもどうぞ!

4.怪獣8号

怪獣8号 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版 (著) 松本直也

あらすじ

怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。

 この作品は主人公・日比野カフカ人間性がとても素晴らしく、まさに少年ジャンプに相応しい作品であると思いました。

 防衛隊員になって街を守る、とある少女を守るという約束や夢に破れたおっさんであるカフカ。それでも防衛隊員が倒した怪獣の死骸を清掃するという形で街を守っているわけですが、この哀愁具合が実に良いです。腐るわけでもなく職務に実直。

 そんなある時、防衛隊になれる年齢が引き上げられたことによってもう一度、防衛隊を志すカフカ

 紆余曲折あってひょんなことから防衛隊になるどころか怪獣になってしまう主人公ですが、それでも自意識を保っていることから、その力を街の防衛・怪獣退治のために振るうことを決め、力を隠したまま防衛隊になるための道を辿っていきます。

 昨今画力にまかせてエログロなんでもありな漫画が横行していますが、この作品は間違いなく安心して熱狂できる王道の漫画といえるでしょう。

 

 既刊は1巻~4巻。ジャンプ+でも連載していますので、連載派の方はそちらでもフォローしてみてください。ぜひ1巻だけでも手に取ってみてください。気づいたら全巻買ってますよ笑

 個人的にはもっとハイスパンで読みたいです!松本先生がんばってください!

 

 

5.【推しの子】

 

【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版
赤坂アカ (著), 横槍メンゴ  (著) 

あらすじ

「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!

 クズの本懐をはじめ素晴らしいイラストを提供し続ける作者”赤坂アカ”先生と、かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~で御馴染みの”横槍メンゴ”先生、鬼才同士がタッグを組んだ最高の物語。それが【推しの子】です。

 

 若干ネタバレで申し訳ないのですが、これは転生モノでもあります。医者である主人公が推しのアイドルが、悪夢なことに誰かの子供を妊娠してきてこっそり産みたいという。色々あってアイドルの過激なファンに殺されてしまう主人公でしたが、なぜか目が覚めたらアイドルの生まれた子供に転生していた……というところから物語が進行していきます。

 

 色々と鬱な展開もありますが、いかにもそれがリアリティに溢れていて、話の店舗もよく、主人公視点だけでなく群像劇のようにもなっているので、読んでいて全く退屈しない素晴らしい作品となっています。

 

 既刊1巻から5巻。こちらの作品もジャンプ+やとなりのヤングマガジンで読むことは可能です。これを機に試し読みして、ぜひとも単行本のご購入を検討してみてください! さっきも言いましたが気付いたら全部ぽちってますから。

 

 

 

【今回紹介した漫画まとめ】